【初日まであと2日!(冷凍うさぎとN₂は1ヶ月後!)】劇団冷凍うさぎ・N₂⇔うんなま、往復応援メッセージ【#うんなま】

往復応援メッセージはまだまだありまぁす!

今回は!なんだかんだで繋がりが結構あります、劇団冷凍うさぎとN₂です。この2団体は2月の公演なのですが、ウイングカップ最優秀賞仲間的な縁で、コメントのやりとりとなりました。

なんだか捻くれた人たちによる捻くれた交換文の応酬、ぜひぜひご一読ください。

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【劇団冷凍うさぎ⇒うんなま】

僕が知っているうんなまは、音とクリシェとあと幼児のような(あるいは小学生のような)心で織られた何かであります。また、洋楽のようなものでもあります。

根っこの部分の意味はさておいて、音やフレーズやおふざけ地味た何かの気持ちよさでふわ〜っとなるのですが、後々で歌詞を読み返してパズルのピースがはまった時、ふえ〜っとなるという、一粒で二度美味しいところもあります。

のたくったコメントになっていますが、なんというか、人がわーわー、ごそごそ、パキパキ言ってんのは面白いよね、という当たり前のことでありながら、意外と当たり前でなくなってることを、当たり前にやっている、ある種の王道、スタンダードを行っているのではないかという趣があるのです。

当たり前のことを言おうにも、一見不思議なことになってしまうよは、現代の病みの反映なのかもしれませんが、それでは一層、うんなまは現代のスタンダードを体現した一つの形なのではないか〜となるわけですね。。嫉妬します。‬

劇団冷凍うさぎ 森岡拓磨


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【N₂⇒うんなま】

――手、つながせちゃうんだ……。と、わたしは図らずも内心、ぼやいてしまった。出どころが不明の青酸カリを舐めたふざけた指で? とは、いわない。

一年前、劇団うんこなまずver.10『ANCHOR』が終演した板の上に殺人を犯せるような代物は落ちていなかったのだから。アンカーって、「いかり」のこと?

クリックすると今、表示されている場所と地続きに指定したページを表示する……などと、無意味な字引きに足をすくわれながらも、フィジカルではなくメンタルな意味で、いつの間にか私は不感症になっていたのだと悟った時分を覚えている。

きっと、私も彼も台詞の音と独自の音楽性には、どこまでも潔癖で神経質であるのだが、うんなまがN₂と一線を画する要素を一つあげてみるとすれば、多重にレイヤーがかけられた虚構の――外、現実世界への「接続」だけにとどまらず、直に他者とつながるための「接触」があるという点なのかも知れない。

「サイバーパンク」と宣っている通り、ネットスラングとAAとコラ画像と流行語とマジックワード(以下略)……が短絡したかのようなシーンを現代の若者が生き急ぐように、あるいは、私たちの中で眠っていた過去の記憶を起こすように再生しつつも随所、随所へ甘酸っぱいロマンチシズムを挿入してくる感じ。

かつ、彼は時代と寝るのが上手いから、あくまで作劇において知性より優先する感情を排そうと涙目、血眼になっている私からすると、憎いけど憎めないヤツ(敬称略)……などと、思ってしまうのだ。

私は、いわゆる「ねらー」ではないが、今は「5ちゃんねる」になったらしい「旧・2ちゃんねる」のスレッドを遡っていたら急に生身の人間が現れた……! みたいな。少なくとも私には、そういった感動があった。

今でこそ数年前、たった数年前の彼の作風ですら古めかしくなってしまう今日であるが、それでも、視聴覚へ訴える画は明瞭でありながら、あえて低く調整された解像度は健在で俄然として愛くるしくポップだ。ちなみに、私がはじめて彼の戯曲に触れたのは、dracom Gala たんじょうかい#3においてである。タイトルは『tango@』何とか……そう、「@」の後にも何しかの単語が続いていたはずなのだが、何であったかは忘れてしまった。

一ヶ月前のウイングクリスマスにて「(小劇場を知らない)彼女と観劇デートしても大丈夫!」な演劇に地点『ファッツァー』をファッツァー推していた私たちであるが、私は、うんなまver.11『search and destroy』という楽園となるか地獄となるかわからない未知のジャングルへ、あなたの「はじめて」を捧げてみて欲しい。

続きはWEBで「@unkonamazu」か「@kunipoko」で検索してみてください。ハンバーガー!!!!!(2018年1月 A.M. マクドナルド百万遍店において)

N₂ 杉本奈月


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【うんなま⇒冷凍うさぎ】

 僕は、わりと森岡くんを羨ましく思っています。なぜかというと、こんなにも周囲にその才能を認められている、愛されているにも関わらず、本人は悶々と、と言うか、ゴーイングマイウェイを貫いている(しかしながら、迷いも垣間見せる)からです。そう、森岡くんは「愛されキャラ」なのです。

 しかしながら、森岡くんが自分は「愛されキャラ」だと認識して上機嫌に、周囲にきちんと「良い人」として愛想良くふるまっても、それはそれで、ああ、もったいないなあ、と思ってしまうのかもしれません。

 なんでしょう。とかく、森岡くんには「良いものをつくる」そのことに、ただ一心不乱に夢中になってほしいのです(なっているとは思いますが)。僕は、数回彼と一緒に創作しているというのもありますが、森岡くんの、冷凍うさぎの、オタッキーなスイッチでつくる渾身のものに本当に期待をしているのだなあとたまにしみじみ思っていますし、と言いつつもここまで述べた僕の期待なんてガン無視する/飛び越える/予想を超える勢いで、面白い作品をつくって欲しいなと思っています。

うんなま 繁澤邦明


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【うんなま⇒N2】

 杉本さんは、ほんと「我が闘争」と言わんばかりの戦いを繰り広げているなと思っています。もちろん、舞台上で。

 アーティストが自分の創作物にかける熱量を数値化できるスカウターみたいなのがあるとすれば、彼女の数値は異様に高いのではないでしょうか。例えば宣伝美術というか、ビジュアルワークの時点で、その熱量力(戦闘力みたいな)は相当なものだと思います。言うて僕なんかはわりとなんでもテキトーにやっちゃう、諦めが早い時があるので、素直にスゴイなと思っています。

 その熱量が舞台上のクオリティにクリティカルに直結すれば、緻密さがバネとして機能すれば、N2って地獄の底からやってきたみたいな、信じられないほど面白いものを創られるんじゃないかなって感じています。

 杉本さんは、自身の戯曲を「数式」や「化学式」と表現されています。そう考えると、劇作は実験であり、舞台上は黒板やフラスコなのかもしれません。

 教科書に名前が載っているような偉大な科学者がそうであるように、なんとなく実験や計算を繰り返している物好きがいるな~と傍から見ていたらいつの日か、歴史や世界を変えるような大発見が成され、彼女と、彼女のつくる作品は、時代に名を刻むことになるのかもしれません。

うんなま 繁澤邦明


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劇団冷凍うさぎ詳細:http://reitou-usagi.tumblr.com/011

N₂詳細:https://www.tpam.or.jp/program/2018/?program=lightning-talk-is-working-in-silence

うんなま・劇団冷凍うさぎ・N₂ともども、宜しくお願いしまぁす!

うんなま

うんなま(劇団うんこなまず改め)/un-namaのホームページです。 ※平成29年度より、団体名を改定しました。 mail:unkonamazu@gmail.com twitter:@unkonamazu facebook:@unkonamazu