『ANCHOR』いろいろなチケットについて
うんなまver.13 さいえんのえんき KAVC FLAG COMPANY 2020-2021『ANCHOR』では、うんなま史上もっとも「攻めてる」と言っても過言ではない、様々なチケット券種を用意しました。以下、それぞれの説明となります。
ひとりよがりなところも沢山あるかとは思います。でも私たちはやっぱり、演劇でもって他の誰かに出会いたいのです。そして私たちの作品が、舞台上に存在する言葉や光景が、その場所と時間を越えた誰かのために在ることができればと、そう願っています。
これ自体が壮大なひとりよがりかもしれません。
ですが、そんな幻想と幻滅を繰り返しながら『ANCHOR』は着々と製作が進んでいます。
「ひとりがひとりを超えた時に何が起きるのか」そんな問いを強烈に内包する作品に、今作は成長しつつあります。
ぜひご一読ください。そして、どのような形でも出会うことができれば、本当に幸いです。
うんなま代表 繁澤邦明
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★おかえりチケット(500円※要予約、各回10名まで)について★
劇場や演劇が、誰かを「おかえり」とあたたかく迎え入れる光景をイメージした、割引チケットです。ワンコイン、500円で当公演を観劇いただけます。各回10名まで。
このチケットは、対象者を具体的には選定していません。ただ、学生など若年層の方、あるいは小劇場演劇を観劇したことが無い方、またそれに限らずでもなんとなく余裕が無かったりしんどい方、なにか最近楽しくないな~新しいことやおもしろいことないかな~出会いたいな~とうずうずしている方が劇場、うんなまの公演に足を運び、演劇でもって日常とは違う時空間を過ごしてもらうきっかけ、励まし、支援になればと思い、設定しています。
「小劇場演劇は、アッパーミドルクラスのお遊びだ」という言葉を見かけたことがあります。「小劇場は野戦病院だ」という言葉を見かけたことも、あります。
ワンコインでする、観劇体験。「わけがわからない」とよく言われるうんなまですが、私たちのつくる渾身の時空間をできれば気軽に過ごしてほしい。そのことははっきりとわかっています。
★おうえんチケット(5000円※おうえんチケットの購入数分、おかえりチケットの販売数が増えます。特典として、おもちかえりチケット内容をお贈りします)について★
おうえんチケットを購入してもらうことで、おかえりチケットという取組への応援、またうんなまの活動の応援として、協力いだたくためのチケットです。
5000円で当公演を観劇いただくとともに、特典としておもちかえりチケット内容(初演&再演(当公演)の記録映像と上演戯曲、また当公演の創作ノートをデータで配布)をお贈りいたします。
500円で観劇可能なおかえりチケットは、各回10名で設定しています。おうえんチケットを購入していただくと、購入数分そのまま、おかえりチケットの残数にプラスされます(つまり、所謂ボトルチケット的に、おかえりチケットの販売数が増えます)。
コロナ状況下の対応として、今公演の座席数も最大数の50%を想定しています。また、純粋に観劇すること自体のハードルがさらに高くなっている現状、私たちとしても勿論余裕なんてまったく無い無いなーい!無い尽くし!なのですが…おかえりチケット(ワンコイン観劇)の取組は、コロナ時代の今だからこそ設定したかったのです。演劇を(それがしにくい部分は勿論ありますが)軽い気持ちで、観に行けるようにしたかったのです。
うんなまも劇団以前、学生時代のプロデュース公演から数えると10年以上の活動となります。マイペースながらもこれだけ続けると、本当に色々なことがあるものです。笑い話になることも、とても笑えないようなことも、それなりにありました。かつ、決して万人ウケしないとこれまたよく言われる作風ながらも、万人ではないけれども「誰か」には確かに必要なものであったのでしょう。ありがたい評価や感想のおかげで、これまで続けてくることができましたし、今回のKAVC FLAG COMPANY2020-2021の機会にも出会うことができました。そんな劇団自体のこれまでとこれからも応援してもらえるととてもありがたく、設定しています。
★おもちかえりチケット(1000円(別途、振込手数料。払戻し不可)※『ANCHOR』初演&再演(当公演)の記録映像と上演戯曲、また当公演の創作ノートをデータでお贈りします)について★
うんなまはこれまで、いわゆる公演映像の販売をしてきませんでした。なんとなく動画サイトにいくつかの公演映像を放流していたり、参加企画の一環として公開されているのみでした。
個人的な思い出ですが中学生ぐらいの頃、地元のTSUTAYAで毎週のように、1000円旧作アルバム5枚レンタルを繰り返していました。ひとつひとつのCD、音楽、そういった作品が、まるで世界を知る手掛かりかのように感じられたのを覚えています。
1000円で、初演と再演の戯曲と記録映像、そして再演の創作ノートを(データで)お届けします。こんな作品との出会い方もアリかもしれませんし、これさえあれば『ANCHOR』のすべてがわかる!かもしれません。
演劇は確かに「今、ここで、あなたに」届けるためのものだと思います。ですが「いつか、どこかで、誰かに」届くことを夢見ながら、まるでボトルレターを海に流すつもりで、今回初めての公演映像販売を設定しました。
★一般チケット(予約3000円、当日3500円)について★
いろいろなチケット設定についてここまで説明さしあげました。
ここまで読んでいただいたあなたと、2021年3月26日~28日のどこかで、KAVCにてお会いできれば幸いです。もちろん、同時期にも他の場所でも、演劇公演はおこなわれていることと思います。ぜひ、観劇の選択肢、あるいは一日の過ごし方の選択肢に、うんなまの公演が「フツーに」存在していると嬉しく思います。
その日に向けて、私たちも創作を続けてまいります。
ご来場心より、お待ちしております。
公演情報詳細と各チケット申込は、コチラ↓↓
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