うんなまver.13『ANCHOR』当日パンフレット&アンケート●作・演出あいさつ「不要不急」この言葉を前にすると、公民館の一角でテーブルとイスをずらし、マスクをつけたやりとりで台詞を発する俳優がなんとまあ「か弱い」存在であることか、まざまざと見せつけられる心持ちでありました。況やその行為の連なりによって成り立つ「演劇」それ自体をや、というのはもちろんなのでありまして。その「か弱い」演劇という存在を許す、認めることができるのが「劇場」という場所、空間なのだろうなと思います。そしてまた、観客の眼差しによって劇空間と俳優は存在し得るのだろうなと思います。あるいは。演劇というのは「許し」の練習なのかもしれないなと、この公演のなかで思うようになりました。アナタにこの公演を観てもらえたということ、またアナタがこの公演を観たということが、双方何か良い影響を与えることができたなら、それはとても素敵なことだと思います。本日はご来場、誠にありがとうございます。はじめましてのKAVCホールで、うんなまワールド。最後までごゆっくり、お楽しみいただけますと幸いです。うんなま代表繁澤邦明●公演情報うんなまver.13 さいえんのえんきKAVC FLAG COMPANY 2020-2021『ANCHOR』作・演出:繁澤邦明日時:2021年3月26日(金)19:30、27日(土)15:00/19:00、28日(日)13:00/17:00会場:神戸アートビレッジセンターKAVCホール出演:秋桜天丸2021.03.20 05:00
『ANCHOR』いろいろなチケットについてうんなまver.13 さいえんのえんき KAVC FLAG COMPANY 2020-2021『ANCHOR』では、うんなま史上もっとも「攻めてる」と言っても過言ではない、様々なチケット券種を用意しました。以下、それぞれの説明となります。ひとりよがりなところも沢山あるかとは思います。でも私たちはやっぱり、演劇でもって他の誰かに出会いたいのです。そして私たちの作品が、舞台上に存在する言葉や光景が、その場所と時間を越えた誰かのために在ることができればと、そう願っています。これ自体が壮大なひとりよがりかもしれません。ですが、そんな幻想と幻滅を繰り返しながら『ANCHOR』は着々と製作が進んでいます。「ひとりがひとりを超えた時に何が起きるのか」そんな問いを強烈に内包する作品に、今作は成長しつつあります。ぜひご一読ください。そして、どのような形でも出会うことができれば、本当に幸いです。うんなま代表 繁澤邦明*****★おかえりチケット(500円※要予約、各回10名まで)について★劇場や演劇が、誰かを「おかえり」とあたたかく迎え入れる光景をイメージした、割引チケットです。ワンコイン、500円で当公演を観劇いただけます。各回10名まで。このチケットは、対象者を具体的には選定していません。ただ、学生など若年層の方、あるいは小劇場演劇を観劇したことが無い方、またそれに限らずでもなんとなく余裕が無かったりしんどい方、なにか最近楽しくないな~新しいことやおもしろいことないかな~出会いたいな~とうずうずしている方が劇場、うんなまの公演に足を運び、演劇でもって日常とは違う時空間を過ごしてもらうきっかけ、励まし、支援になればと思い、設定しています。「小劇場演劇は、アッパーミドルクラスのお遊びだ」という言葉を見かけたことがあります。「小劇場は野戦病院だ」という言葉を見かけたことも、あります。ワンコインでする、観劇体験。「わけがわからない」とよく言われるうんなまですが、私たちのつくる渾身の時空間をできれば気軽に過ごしてほしい。そのことははっきりとわかっています。★おうえんチケット(5000円※おうえんチケットの購入数分、おかえりチケットの販売数が増えます。特典として、おもちかえりチケット内容をお贈りします)について★おうえんチケットを購入してもらうことで、おかえりチケットという取組への応援、またうんなまの活動の応援として、協力いだたくためのチケットです。5000円で当公演を観劇いただくとともに、特典としておもちかえりチケット内容(初演&再演(当公演)の記録映像と上演戯曲、また当公演の創作ノートをデータで配布)をお贈りいたします。500円で観劇可能なおかえりチケットは、各回10名で設定しています。おうえんチケットを購入していただくと、購入数分そのまま、おかえりチケットの残数にプラスされます(つまり、所謂ボトルチケット的に、おかえりチケットの販売数が増えます)。コロナ状況下の対応として、今公演の座席数も最大数の50%を想定しています。また、純粋に観劇すること自体のハードルがさらに高くなっている現状、私たちとしても勿論余裕なんてまったく無い無いなーい!無い尽くし!なのですが…おかえりチケット(ワンコイン観劇)の取組は、コロナ時代の今だからこそ設定したかったのです。演劇を(それがしにくい部分は勿論ありますが)軽い気持ちで、観に行けるようにしたかったのです。うんなまも劇団以前、学生時代のプロデュース公演から数えると10年以上の活動となります。マイペースながらもこれだけ続けると、本当に色々なことがあるものです。笑い話になることも、とても笑えないようなことも、それなりにありました。かつ、決して万人ウケしないとこれまたよく言われる作風ながらも、万人ではないけれども「誰か」には確かに必要なものであったのでしょう。ありがたい評価や感想のおかげで、これまで続けてくることができましたし、今回のKAVC FLAG COMPANY2020-2021の機会にも出会うことができました。そんな劇団自体のこれまでとこれからも応援してもらえるととてもありがたく、設定しています。★おもちかえりチケット(1000円(別途、振込手数料。払戻し不可)※『ANCHOR』初演&再演(当公演)の記録映像と上演戯曲、また当公演の創作ノートをデータでお贈りします)について★うんなまはこれまで、いわゆる公演映像の販売をしてきませんでした。なんとなく動画サイトにいくつかの公演映像を放流していたり、参加企画の一環として公開されているのみでした。個人的な思い出ですが中学生ぐらいの頃、地元のTSUTAYAで毎週のように、1000円旧作アルバム5枚レンタルを繰り返していました。ひとつひとつのCD、音楽、そういった作品が、まるで世界を知る手掛かりかのように感じられたのを覚えています。1000円で、初演と再演の戯曲と記録映像、そして再演の創作ノートを(データで)お届けします。こんな作品との出会い方もアリかもしれませんし、これさえあれば『ANCHOR』のすべてがわかる!かもしれません。演劇は確かに「今、ここで、あなたに」届けるためのものだと思います。ですが「いつか、どこかで、誰かに」届くことを夢見ながら、まるでボトルレターを海に流すつもりで、今回初めての公演映像販売を設定しました。★一般チケット(予約3000円、当日3500円)について★いろいろなチケット設定についてここまで説明さしあげました。ここまで読んでいただいたあなたと、2021年3月26日~28日のどこかで、KAVCにてお会いできれば幸いです。もちろん、同時期にも他の場所でも、演劇公演はおこなわれていることと思います。ぜひ、観劇の選択肢、あるいは一日の過ごし方の選択肢に、うんなまの公演が「フツーに」存在していると嬉しく思います。その日に向けて、私たちも創作を続けてまいります。ご来場心より、お待ちしております。公演情報詳細と各チケット申込は、コチラ↓↓2021.02.14 00:49
新型コロナウィルス感染症対策について(2021年3月25日 現在)うんなまver.13 さいえんのえんき KAVC FLAG COMPANY 2020-2021『ANCHOR』は2021年3月25日現在、予定通り公演を実施の前提で進めています。現時点での劇団における対応につき、下記の通りご案内いたします。また今後、状況によって中止や延期、また公演情報が変更となる場合につきましても、こちらのページにてご案内してまいります。*****≪ご来館の皆様へ≫■施設内では、必ずマスクを常時着用してください■来館前には、体温を測定いただき、体調不良の場合は、来館をお控えください。アーカイブの配信「おもちかえりチケット』もありますのでそちらもご活用ください。(https://www.unkonamazu.com/posts/14444916?categoryIds=2647977)■来館時にも体温を測定させていただきます。発熱(37.5度以上)がある場合はご入場をご遠慮いただきます。■施設内では、利用者同士で大声での会話をしないでください■入場時には、手指を消毒してください■ロビーでは「密」にならないよう注意してください■入退出時は、十分な間隔(最低1m)を確保し、誘導員の指示に従ってください■終了後は速やかに退場してください■感染が発生した場合に備え、利用者等の名簿(氏名・緊急連絡先)を適正に保管いたします。■接触確認アプリ(COCOA)や兵庫県新型コロナ追跡システムへの登録にご協力をお願いいたします。以上となります。皆様におかれましても、日頃から気を付けてお過ごしくださいませ。大変な時期が続きますが、共に乗り切っていきましょう。関係者一同、ご来場を心よりお待ちしております。公演情報詳細は、コチラ↓↓2021.02.14 00:31
うんなま『ANCHOR』公演延期のお知らせ 2020年4月24日(金)から26日(日)までウイングフィールドにて上演を予定しておりました、うんなまver.13『ANCHOR』(ウイングカップ再演大博覧會参加作品・ウイングフィールド提携公演)につきまして、この度公演を延期することとしましたので、ご連絡いたします。 公演を楽しみにされていた皆様におかれましては、深くお詫び申し上げます。 経緯としては、既にウイングフィールドや他の再演博参加劇団からもご案内の通りです。現在の新型コロナウイルスに関する現状を鑑み、ウイングフィールドから劇団に、今公演の延期要請がございました。我々としてはこれを尊重し、公演延期を判断した次第です。 (ご参考:ウイングフィールドホームページ http://wing-f.main.jp/) 既にご予約のお客様につきましては、順次ご案内を差し上げてまいります。今少しお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。 今公演は、うんなまとしてもおよそ2年ぶりの本公演でした。時代の空気を燻した作品と言ってもよい『ANCHOR』を今どのように上演するか、まさに稽古も熱を帯びてきたタイミングでこのような決定にいたったことは、我々としても大変残念に思っています。 延期後の日程等詳細につきましては、決定次第ご案内さしあげます。 今、なぜ、演劇なのか。図らずも生まれたこの時間を、この作品の上演に活かしてまいりたいと考えています。引き続きご関心いただけますと幸いです。 事態の一刻も早い終息を、お祈り申し上げます。 本件に関する問い合わせ先:unkonamazu@gmail.com(うんなま)、office@wing-f.main.jp(ウイングフィールド)2020.03.13 07:00
『ANCHOR』フライヤービジュアル公開デス!うんなまver.13/ウイングカップ再演大博覧會参加作品『ANCHOR』、フライヤービジュアル、公開です!永渕大河(演劇集団ゲロリスト)さんデザイン。まもなく、皆様のお手元にまいります。お楽しみに!チケット販売開始は、2/24(月)12:00~より!https://www.unkonamazu.com/pages/606733/next2020.02.23 03:00
うんなまver.13『ANCHOR』水面上に出始めます宜しくお願いします。写真は、ウイングフィールドで先日おこなわれた、再演博記者会見の集合写真?です。僕は、ともにょ企画の鈴木さんと、ほとんど話したことがありませんでした。この日も、ほとんど会話していません。でも、集合写真ではこんなに、肩なんか叩いちゃって、ほら。ステキだね。これからどんどん、宜しくお願いしますね。繁澤邦明2020.02.10 09:00
【繁澤登壇情報】2020/1/11「医療者たちのアイデアピッチ in 大阪 2019」一般社団法人Medical Studio主催、「医療者たちのアイデアピッチ in 大阪 2019」に繁澤がゲスト登壇します。2020.01.11 09:00
【雀野ちゅん出演】2019/12/21-22フキョウワ第一回公演『売り言葉』うんなまが誇る看板女優、雀野ちゅんさんの一人芝居が本日明日と上演です。直感と論理の反復横跳びが心を掴んで離さない、彼女の演技を堪能ください。2019.12.21 01:13
2018.9.15-16『リアルスーパーバーチャストリートファイター??』『ときどきでもリアル♡♡』KAVC内特設サイト⇒https://www.kavc.or.jp/artjack/2018/【コメント】トガッたというかなんというか、色々ギリギリのパフォーマンスを2つ、しました。リアル~(観客の指示で、俳優が戦う)は大人のドン引きと子どもの興奮を、ときどき~(劇的存在の俳優と、観客が会話する)はよりニッチというかカルトというかアンダーグランドな時間を、それぞれ、うん、まあ、つくりました。でも、異常に劇的な時間にも、時たま出会えたり。なによりも、こういう実験的なことをできる機会に、感謝でした。2018.09.15 10:36